先日、人生で初めてコロナウイルスに罹患したまいピザです。
今回はその時の様子をまとめてみました。
会社で周りの人から聞いた話だと、コロナとか大した事ない、とか、
2日経ったらなんともなくて暇だった、とか、そんな話ばかり聞いていたので、
正直舐めてました。
発症0日目
17時頃
仕事も終わりかけの頃、突然ゾワゾワと寒気がしてきた。
先週も同じようなことがあったけど、検査したらインフルエンザでも
コロナでもなかったし、なんか疲れてんのかな。
今週は土日どっちも休みだし、とりあえずゆっくり休むか。
とか考えながら定時までの時間を適当に過ごしていた。
18時頃
車に乗り込む頃には、膝の関節が痛み出していた。
インフルエンザにかかったときと同じ感覚で、
あーまた病院行って検査しないといけないか?
割と検査って高いんだよな。
などと考えながら車を出した。
運転中
腰と腰が猛烈に痛みだした。
これはおかしい。まっすぐ座っていられない。
マスクをしていると呼吸が辛かったので、
さっき助手席側に放り投げたところだ。
いつもの帰り道がとても長く感じた。
帰宅
膝の関節と腰の痛みで、まっすぐ歩くことができなかった。
なんとか着替えて、ベッドに倒れ込んだ。
体温計を確認すると「Err」。
何度か繰り返すが、結果は変わらず「Err」。
後で知ったが、うちで使っているオムロンの体温計は、
40℃を超えるとエラーになるらしい。
家族が帰ってきたところで何故か涙が止まらなくなった。
仮説
自分で涙を止めることができず、
泣きながら熱のある頭で考えた。
先週も同じように熱が上がったが、
翌日になるとすっかり良くなっていた。
これはインフルエンザとかそんなものじゃなくて、
精神的なものなんじゃないか。
それにこんなに涙が出るとなると、
自律神経がどうかしてしまったのでは?
前の会社で一人、自律神経失調症の方が居た。
特に悲しい訳では無いが、自分の感情とは関係なく
泣いてしまって止められないのだという。
その時熱が出るかどうかは知らないが、
今の状態にピッタリなんじゃないか。
救急
限界だった。
体の震えはどんどん酷くなるし、
熱が40℃以上あると知ってからは、
これが脳に与える悪影響を考えずにはいられなかった。
結局救急でやっている病院に連れて行ってもらえることになった。
家族の運転で病院に着く。
途中、もしこれでインフルエンザやコロナウイルスの陽性が
出なかった場合、どうやって対処したら良いのか、という不安が
ぐるぐると頭を回っていた。
一応事前に連絡をしていたが、中に入ってもしばらく待たされた。
体感では30分くらい。
実際はきっともっと短かったかもしれない。
私の順番になり、体温計と、最近良く見る指に挟む機械を取り付けられた。
流れるように検査用の細長い棒を鼻に入れられ、
返す手でまだ計っている最中の体温計を引き抜かれた。
37.8℃位で体温計を引き抜かれてしまって、
俺の実力はそんなもんじゃないのに…などと、
よくわからないことを考えていた。
陽性
院内の張り紙には1時間程度結果を待ってもらう必要がある、
ようなことが書かれていたが、結果はすぐに出た。
コロナウイルスの陽性だということだった。
その時は、精神的なものじゃなくて良かった、という安心と、
ちゃんとした病名があるもので良かったという気持ちが強く、
その言葉を聞いて、少し元気になったくらいだった。
症状を聞かれたりしたが、そんなことより診断書をくれ、
という考えしかなく、今では何を話したか思い出すことができない。
昔は外出禁止の動きがあったが、今では5類に移行したため、
病院から何か指示を出すことはできないそうだ。
一般的には目安として5日間外出を控えてもらいたいという文書を受け取った。
今日が発症0日目、今日は金曜日だから来週の水曜日まで休める計算だ。
上でも書いたが、コロナウイルスと言えば、2日位辛いのを我慢したら
1週間ゆっくり休めるもの、という認識だったので、
とりあえず後2日耐えるという覚悟をして病院を後にした。
夜
病院から帰ってきたら21時を過ぎていた。
つくってもらった鍋を食べて、薬を飲んですぐに寝た。
喉の痛みもなく、鼻が詰まったりもしていなかったので、
今思えば0日目の夜が一番調子が良かったと思う。
ここから回復に向かうものだと思っていたが、
そんな甘いものではなかった。