この言葉について
私が影響を受けている作家の森博嗣さんの著書
【「思考」を育てる100の講義】にあった言葉で、
私がFXや株を始めようと決断した要素の1つです。
嫌々でも作業を始めてみることの大切さについてを
自身の犬の散歩に例えた言葉です。
しかたなく出かけるのだけれど、歩いているうちに、だんだん歩くのが楽になり、
森博嗣「「思考」を育てる100の講義」より
帰ってきたときには、案外気持ちが良くなっている。考えてみたら不思議だ。
ほとんどのチャレンジにこれは共通している。やり始めるまえが、最も道が険しく見えるのだ。
本の概要
【「思考」を育てる100の講義】は森博嗣さんの100の講義シリーズの中の1つで
思考に深みを与えるヒントがタイトル通り100テーマ書かれています。
100テーマもあるのでどこから読んで良いのかわからなくなりますが、
自分が気になるものだけ読んで終わり、少し期間を開けてからまた目次を見てみると
また違った印象を受けることができる、何度でも楽しめる本です。
第一印象
この言葉を最初に見たときには、
たしかに。なんとなくわかる気がする。
くらいの感覚でした。
その時点では、あまり印象に残っていませんでしたが、
今ではどこかチャンスがあれば人に言いたい言葉リストの
上位にランクインしています。
その理由には、私が投資を始めたきっかけが関係しています。
投資を始めたきっかけ
投資についてチャレンジしてみようと思った
きっかけの一つは、職場での飲み会の会話でした。
上司と話をしていたときに、
株とかできれば儲かるんだろうけどよくわかんないし
俺には無理だよなー。楽に金稼げないかなー。
と何気ない愚痴をこぼされたときに、
不意に自分の中で気付きがありました。
ろくに調べることもしないで、何故自分にはできないと言えるのか。
そもそも株で楽に稼げるのか。知らないくせに何を根拠に話しているのか。
などと考えているうちに、結局自分も同じだと気付きました。
いつか好きなことだけやって生きていきたいと漠然と想像して、
宝くじを買うくらいしか行動をしていなかった自分も
ここで部下に愚痴をもらしている上司と同じだと。
投資については、宝くじが当たったら勉強を始めよう。
などと考えていましたが、当時の自分なら実際に当たっても
勉強なんてしていなかったかもしれません。
目の前の上司と、未来の自分の姿を重ね合わせて、
今すぐ何か!何かしなければ!と行動を始めました。
産むが易し
実際に行動をしてみると、難しいだろうと諦めていた自分が
いかに愚かだったのか反省するほど、トレードができる環境を整えるのは簡単でした。
まあ利益を上げるのは簡単ではありませんでしたが。
もし人に言われて始めていたのであれば、申請書類を揃える段階で
よくわからないと投げ出していたかもしれません。
面倒くさい気持ちに価値があるのか
それ以来、仕事でもプライベートでも面倒だと感じたときに、
面倒くさい気持ちにどれだけの価値があるのか。と
自問するようになりました。
それまでは、目の前のPCやスマホで少し調べたり、
人に聞いたらすぐにわかりそうなことでも、面倒だと思考を停止して
止めてしまっている事が多かったと思います。
面倒だと感じることがなくなったわけではないですが、
面倒だと感じた上で、行動する選択を取れるようになりました。
まず行動すること
長々と私の意識が変わったきっかけについて書きましたが、
要するに「歩き始めるまえが、一番疲れている」。
だからまず行動して、一番疲れる工程をさっさと終わらせてしまいましょう。
以前の記事と同じ結論になりましたが、まずは行動あるのみです。
【「思考」を育てる100の講義】ではこのようなテーマが100項目まとめられているので、
気になった方は、ぜひ読んでみてください。おすすめです。
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