【本】値段=価値という安直な認識

目次

この言葉について

私が影響を受けている作家の森博嗣さんの著書
【お金の減らし方】にあった言葉です。

値段がすなわち価値だ、という安直な認識に長く浸っていると、高価なものは価値がある、
高価なものを持っていれば周囲から尊敬される、というような歪んだ価値観へとシフトしてしまうかもしれない。
何が間違っているかといえば、自分の欲しいものがわからない人間になっている、という点である。
簡単にいえば、自分の人生を見失っていることに等しいだろう。

森博嗣「お金の減らし方」より

本の概要

お金の減らし方森博嗣さんの著書の1つで
お金や、ものの価値についての考え方がまとめられている本です。

本来は「お金の増やし方」について書いてほしいという依頼だったそうですが…。

タイトルに反して、お金に対する考え、ものの価値や価値観について、
あと、お金の増やし方についてもしっかり書かれています。

これまでお金についてあまり考えてこなかった方や、お金を増やしたいと考えている方、
生活のために仕事をすることに悩んでいる方など、様々な方におすすめできる本です。

第一印象

まいピザ

たしかに。
仕事で使うものとか身につけるものについては
最初にほしいと思ったものより高いもの選んでるかも。

私の場合は、尊敬されたいというよりは、バカにされたくないという気持ちから、
つい少し高価なものを選んでしまいがちなことに気付かされた言葉でした。

知識がないから価格で判断

自分だけの趣味のものについては、高くても安くても値段はあまり気にせず、
内容で判断をして購入していますが、仕事で使うものや、身につけるもの、
あとはプレゼントとかでは見栄を張ってしまいます。

身につけるもので言えば時計とか。
デザインが気に入った時計があっても、自分の知らないブランドで
値段も安いものだと購入を迷ってしまっていました。

私自身、ブランドに疎いところがあるので、なんとなく他人から
バカにされないか心配になって、とりあえず私でも知っているような
メジャーなブランドのものを選びがちで、自分が本当にほしいと思ったものを選んでいませんでした。

プレゼントは別かな

特にプレゼントについては、大体最低限の価格帯を決めてから
ものを選び始めることが多い気がします。

どうしてもおすすめだけど、安価なものがあったとすれば、
他にも何か買って、合わせてそれなりの価格にしてみたり…。

あとから値段を知られたときに、安く済ませたと思われたくない、
良く見られたいという気持ちがあります。

プレゼントについては価格を意識しても良いんじゃないかと思いつつ、
ものの良し悪しを軽視して、価格優先で選ぶことは止めました。

結論

タイトルから、「お金がなくても幸せに暮らせる!」的な内容を想像していましたが、
実際は、お金とは何なのか、価値観が歪んでいないか、といった
人生観に絡んでくる内容で、かなり考えさせられました。

仮に、筆者は成功してお金を持っているから言えるわけで、
一般人の感覚とは違うんじゃないか。という先入観を持っている方でも、
読み進めることで自分の考えが整理されるような本になっています。

買い物をするときに、本当に自分が欲しい物なのか、
見栄を張りたくて選んだものではないのかと、もう一度考えるようにしてみます。

お金に対する考え方や、買い物に対する姿勢、価値観が変えられるかもしれない本で、おすすめです。

このように、お金や、もの価値についての内容がまとめられているので、
気になった方は、ぜひ目次だけでも読んでみてください。

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