【本】働くことが一番簡単な道

この言葉について

私が影響を受けている作家の森博嗣さんの著書
【「やりがいのある仕事」という幻想】にあった言葉です。

生きていくには、「働くことが一番簡単な道」なのである。

森博嗣「「やりがいのある仕事」という幻想」より

本の概要

【「やりがいのある仕事」という幻想】は森博嗣さんの著書の1つで
独特の切り口から仕事についての考え方がまとめられている本です。

今回紹介する言葉以外でも、考えさせられる言葉が多く、
目次を見るだけでもこの本の良さがわかってもらえると思います。
「「羨ましがられたい」という感情」
「仕事をしていると偉いのか？」
「無理に働く必要はない」
「好きなことが最良とは限らない」
など…

タイトルの通り、仕事にやりがいを求めて悩んでいる社会人はもちろん、
これから就職活動をする学生にもおすすめできる本です。

第一印象

※まだFXを始める前に読みました。

ちょうど仕事についてモヤモヤと考えていた時期だったので、
少し仕事について前向きに考えられるようになりました。

働かない道

現状、一番簡単な道を選んでいるだけなので、
当然働かない道を選ぶこともできます。

…できるにはできますが、やはりただ働くよりも苦労は多いと感じています。

実際、FXや株を始めてみてもトータルでは収支がマイナスになっているので
こんなことでは働かない選択肢を選ぶことはできません…。

これからも挑戦は続けていきますが、まだしばらくは
働き続ける必要がありそうです。

仕事をすることは一つの道というだけ

ただ生活費を稼ぐために今の仕事をしている。と、
割り切って考えることができるようになり、気持ちが少し軽くなりました。

別に仕事が全てではない。とは以前から考えていましたが、
同時に、仕事から逃げて言い訳をしているだけなんじゃないかと
自分に対して漠然とした疑問も抱えていました。

森博嗣さんの仕事感や、趣味を大切に考えていることに後押しされて、
自分の考え方も間違っていなかったと、自信を持つことができました。

投資に挑戦

実際にFXや株を始めてみて、この言葉の意味をより強く感じることになりました。

死にものぐるいで仕事をしている人は話が変わりますが、
私の場合はそれなりの気持ちで仕事をしているので、
たまに正気に戻り、こんなことでお金をもらえるなんて幸せなことだ…。
と、考えることが多くなりました。

自分の置かれている状況を幸せだと認識できる余裕ができたことで、
仕事についての受け止め方も変わってきた自覚があります。

結論

別に仕事に全ての情熱を捧げている方が間違っているとは思いませんが、
私の場合は、仕事が全てではない。という森博嗣さんの考え方がマッチしたので
とても共感しながら読み進めることができました。

筆者が書いている意見に対して自分の考えを整理することができるので、
仮に、この本のテーマに反対の意見を持っている方が読んでも良いかもしれません。

仕事に対して少し気持ちが軽くなり、趣味に対する姿勢も変わったので、おすすめです。

このように、仕事についてこれまでの考え方が少し変わるような内容がまとめられているので、
気になった方は、ぜひ目次だけでも読んでみてください。