この言葉について
私が影響を受けている作家の森博嗣さんの著書
【すべてがFになる】にあった言葉です。
時間にうるさい主人公の犀川創平の脳内のセリフです。
Time is moneyなんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。
森博嗣「すべてがFになる」より
金よりも時間の方が数千倍貴重だし、時間の価値は、つまり生命に限りなく等しいのである。
本の概要
【すべてがFになる】は森博嗣さんのデビュー作で、S&Mシリーズの1作目の作品で、
理系ミステリーの代名詞と言われれるミステリー小説です。
ストーリーの面白さはもちろんですが、
登場人物たちの言葉も、考えさせられるものが多く、
ミステリーをあまり読まない方でも楽しめると思います。
私が読書をするようになったきっかけの本で思い入れがあります。
第一印象

えっそうか?大げさじゃない?
…でもたしかにそう言われればそうか。
と、自分には全くなかった発想にじわじわと面白みを感じて、
物語に引き込まれると同時に、キャラクターのセリフに興味が湧いてきました。
時間≒生命
言われてみるとたしかにそうだと納得できます。
時間を無駄にするということは、生命を無駄にしていることに等しいと考えるようになりました。
夢はあっても、それに向かって行動をしていない今の自分に反省して、
時間を無駄にしないように何か行動を始めなければ!と思い、
どうでもいいことに掛ける時間を極力減らして、
夢を叶えるための行動に時間を注ぐようになりました。
この本を初めて読んだ頃は投資も何もしていなかったので、
その後の行動のきっかけにもなりました。
何をするにも命がけ
時間≒生命と考えると、何もせずにゴロゴロしている時間が、
命をかけてゴロゴロしている。ことになり、
なんとなくダラダラとまとめサイトを見ている時間が、
命をかけてまとめサイトを見ている。ことになります。
命をかける価値があるのか。命を無駄にしていないか。と、
常に過度なプレッシャーを感じる必要はないと思いますが、
適度に無駄な時間というものを意識をして、
時間の使い方についてシビアに考えられるようになりました。
趣味の価値
同時に、趣味に掛ける時間というものがどれほど貴重なものか、
趣味の価値を感じるようになりました。
周りの目を気にして躊躇したり、こんなことしてていいのかな…等と
後ろめたさを感じる必要なんてなく、純粋に趣味を楽しんでいこうと
考えられるようになりました。
みなさんもぜひ、時間について改めて考えて、
その貴重な時間を使って自分は何をしたいのか見つめ直してみてはいかがでしょうか。
そして、その貴重な時間を使って一度は【すべてがFになる】を読んでみてもいいかもしれません。
他にも印象に残っている言葉、影響を受けている言葉はたくさんありますが、
ネタバレになってしまうものも多いので、何か対策をしつつ紹介していきます。
もしまだ読んだことがない方は、ぜひ一度読んでみてください。
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