この言葉について
私が影響を受けている作家の森博嗣さんの著書
【お金の減らし方】にあった言葉です。
多くの人は、「時間」や「お金」が不足しているから自分のやりたいことが実行できない、
森博嗣「お金の減らし方」より
と言い訳をするのであるが、実は、本当にやりたいことがわからない人である場合が非常に多い。
(中略)
自分の好きなことをしている人は、まるで自由人のように傍から見えるけれど、
時間とお金が潤沢にあるから、好きなことができるのではない。それはぜんぜん違う。
かなり苦労して、時間やお金を生み出している。
そもそも発想が逆なのである。
本の概要
【お金の減らし方】は森博嗣さんの著書の1つで
お金や、ものの価値についての考え方がまとめられている本です。
本来は「お金の増やし方」について書いてほしいという依頼だったそうですが…。
タイトルに反して、お金に対する考え、ものの価値や価値観について、
あと、お金の増やし方についてもしっかり書かれています。
これまでお金についてあまり考えてこなかった方や、お金を増やしたいと考えている方、
生活のために仕事をすることに悩んでいる方など、様々な方におすすめできる本です。
第一印象
まいピザまぁそれはそうだな。人一倍努力したから結果的に夢が実現できるんだろうし。でも厳しいな。厳しい。
私自身、アーリーリタイアや不労所得での生活に夢を抱いていましたが、
お金がないから、元手がないからできないと諦めていた時期もありました。
もしそんな時期にこの言葉を目にしていたら、全然気にしていなかったかもしれません。
それなりに努力もしてるし、実際にお金がなくてできなかったんだし…。などと言い訳をして。
時間にシビアになった
以前からいくつか時間に関する言葉を記事にしていますが、
今回の言葉でも時間についての意識がより強くなりました。
1日が24時間なことは全員同じなので、夢を実現させるために
限られた時間の中で行動する必要があるにも関わらず、
時間を無駄にしてしまうことの悪さを、これまでよりも強く感じるようになりました。
本気度を判断する基準
逆にお金がないからできないと言い訳をして諦める程度の
それほど思い入れのない夢だったとも言えると思います。
私の話をすると、私は大学に行っていません。
当時は大学に行きたい気持ちもありましたが、
お金がないから行けないと諦めていました。
今振り返ってみると、受験勉強が大変そうで嫌だったことが
本当の理由だったと思います。
本当に大学に行きたかったのであれば、奨学金を使ったり、
バイトを増やしたりしてお金の問題は解決できるはずだったので。
結局、自分が夢を諦めたときのそれっぽい理由として
お金がないからできないと考えるようにしていただけでした。
Q.じゃあ実際にいくら必要なのか
これは実体験ですが、私を含めて、お金がないからできないと言っている人に
じゃあ実際にどれくらい金額が必要なのかと聞いてみると、
明確な回答が返ってきたことがありません。
私が知り合いからこんな質問をされた場合は
大体数百万くらい!もうこの話はいいから!と
逆ギレしがちだったと思います。
痛いところを突かれてイライラしたんでしょうね。
結論
私の場合は、お金がないからできない。という言葉は
本気度の低い夢を判別するための基準になりました。
お金がないからできない。→じゃあ実際にいくら必要なのか。→
今貯金がいくらあって、いくら稼げば目標額に届くのか。→どうやって調達するか。→…と
考えを進められる夢が最低限のラインなんじゃないかと思います。
単純にいい大人が言うセリフでも無いと思いますし、
自分ではつい言ってしまわないように意識しています。
ただ、人によって状況は違うと思うので、本当に努力をしていても
お金がなくて夢が実現できないという方も当然居ると思いますが。
お金に対する考え方や、買い物に対する姿勢、価値観が変えられるかもしれない本で、おすすめです。
このように、お金や、もの価値についての内容がまとめられているので、
気になった方は、ぜひ目次だけでも読んでみてください。









