この言葉について
私が影響を受けている作家の森博嗣さんの著書
【「思考」を育てる100の講義】にあった言葉です。
その知識をなまじ持っているために、その知識に関することを
森博嗣「「思考」を育てる100の講義」より
素直に受け取れなくなっている。先入観に支配されているといえる。
物事を知るほど、物事を知ることが難しくなる。
物事を知るほど、物事を知らない人間になるのである。
本の概要
【「思考」を育てる100の講義】は森博嗣さんの100の講義シリーズの中の1つで
思考に深みを与えるヒントがタイトル通り100テーマ書かれています。
100テーマもあるのでどこから読んで良いのかわからなくなりますが、
自分が気になるものだけ読んで終わり、少し期間を開けてからまた目次を見てみると
また違った印象を受けることができる、何度でも楽しめる本です。
第一印象
わかる!仕事でもいるわそんなやつー。と思っていましたが、
少ししてから自分も同じだと気が付きました。
先入観は怖いですね。
投資の場合
過去
FXを始めたばかりの頃は、どの情報が信憑性が高いのか、
誰が正しい情報を発信しているのか全然わからず、
とりあえず自分のイメージと違っていてもどんどん情報収集をしていました。
最近でもわからない言葉やイベントが出てきて調べることが多いですが、
当時は今以上に知識がなかったので、良く言えば自由なトレードだったと思います。
現在
最近も何度かありましたが、自分の予想に反した動きをしたことを受け止められず、
ポジションを持ち越してしまうことがありました。
その際に、ネット上で私の予想と反対の予想をしている人の情報をスルーして、
私と同じ予想をしている人の情報を集めて精神の安定を保っていました。
本来であれば、どちらの情報も集めて、損切か、持ち越しの判断を
するべきだったのですが、素直に受け止められずに都合の良いように考えていました。
仕事の場合
仕事では、相手が先入観に支配されていると、はっきりと見て取れる場面が多く、
話すら聞いてもらえないこと少なくありません。
…私の場合、単純に信頼関係の問題かもしれませんが…。
こちら側でそれに気づいてしまった以上、相手に合わせて
素直に聞き入れてもらえるように工夫をする必要がありそうです。
結論
先入観や自分の思い込みに支配されずに、
素直な気持ちで受け止める姿勢が大切だと再認識できました。
このようなテーマが100項目まとめられているので、
気になった方は、ぜひ読んでみてください。